2017年3月1日水曜日

美術鑑賞


先日近くのハーモ美術館に26日までルオー特別展なるものがあるというので行って来た。ここはクリスマス会で二回ばかり使わせてもらったところでもある。小さな美術館で展示してある数も少ない。そして主には素朴派と言われる人たちのものが多い。カミーユ・ボンボワ、アンドレ・ボーシャンン、ルイ・ヴィヴァン、グランマ・モーゼスなどである。と書いているがこれはパンフレットを見ながらそして思い出しながら書いている。この他にも名前は知っているのではルオーは勿論、アンリ・ルソー、アンリ・マティス、シャガール、ダリなどである。パンフレットにはミロやミレーもあるようだったが気がつかなかったか展示してなかったかもう定かではない。

素朴派と言われるように実に絵画は素朴である。それに画家たちは若い時から絵を勉強してというより殆どが労働者として働きながら好きな絵を描いていた。だからか絵を観ているとなんか自分でも書けそうな印象を与えてくれる。しかし、静物も風景画も実に細かく丁寧に書かれているからこれで無理である。それにデューラーの「祈りの手」ではないが長く肉体労働をしていると繊細に手は動かない。それ以上にセンスがない。写実的は絵画と違った素朴であるが眼に訴えて来るものがある。なんでだろうと考えたがわからなかった。名前と絵は一致しないが引き付けるもの訴えて来るものは皆同じである。T'セントホールにはたくさんルオーのものが展示してあったが思ったほどではなかった。宗教画家と言われているから聖書からといっても福音書からのものが多いがその題材は少なかった。それは以前に見たものでもあった。

音楽もそうだがわかるわからないではなく、非日常の世界に浸ることも大切かなと思う。心を落ち着かせ「静」の空間が必要であることを実感した。近いのでまた行って心落ち着かせる時間を持ちたいものである。その延長として売店を兼ねた喫茶室があったのでコーヒーを飲んで少しくつろいで帰ってきた。今回は招待券があったので無料だが入場料は千円、コーヒーだけだったら350円、散歩の帰りに湖を見ながらの一杯もくつろげる。ケーキを追加したらさらにだろうが。