2008年11月29日土曜日

歩くと言うこと

先月、東京に3日ばかり行って来て感じたことは、良く歩くということだった。それはこちらでは歩かないということでもある。東京は電車にしろバスにしろこちらとは比べものにならないほど便利がいいし、乗客も多い。車の便利さはたしかいいがそれが安易に車でという発想になるのではないだろうか。歩くと言う大切な行為が便利さと言うことでスポイルされているような気がする。現代はこのような考えが当然のようになっているのかもしれない。自分も努めてという思いがあるが「つい」という行動をとってしまう。

それで週に一度か二度、町の中心部に歩いていくようにしている。健康のためにこれ位でどうかと思うが、家でコタツに入って本を読み、TVを見ているよりは遥かに良いことだろう。それで昨日も図書館に行こうとして出かけたのだがお休みだった。そういえば月末の金曜日は休館日であることを思い出した。それから映画にとの思いもなくなり、本屋さんやアピタに寄って帰ってきた。少し疲れる。

何時も思うことだが車では見えなかったものが見え、入れないところに入っていけるからこれもまた楽しい。変な好奇心があるから、どう行ったら近道か、珍しいと立ち止まって見ていたり、歩いている人が少ないから泥棒と思われてもおかしくないなと思ったりもしている。

アピタの駐車場で杖を持って運転しているおじいさん?を見かけた。歩くことは難しくとも車だと出掛けられるか、これは車の良さだなと思った。車の便利さと言うより良さ、歩くことの大切さ、歩けることの感謝、どれもその恵みに預かっている事を改めて思わされた。