2008年4月12日土曜日

井上怜奈さん

  がんに負けない・あきらめない
 「今年1月リンクの上の劇的なプロポーズで、感動を集めたフィギュアスケート・ペアの井上怜奈選手。彼女は今、がんなど、病と闘う人たちにとって、大きな心の支えとなっている。井上さんは、父親の命を奪った肺がんに自分自身、20代で襲われた。その後も練習中の事故で頭蓋骨骨折などの大けがをする。しかし、競技生活を大切にしたいと自ら抗がん剤による治療を選択し、異国の地で出会ったパートナーと信頼関係を築きながら、一つ一つ、困難を乗り越えてきた。「がんになっても何一つあきらめることはない」と、日々できること、やりたいことに挑戦してきた井上怜奈さん、そして、その姿に勇気や元気をもらった人々の姿を見つめる。」

 これは4月10日(木)「クローズアップ現代」で放送された要約である。 46歳でお父さんは肺がんで亡くなり、自らもお父さんと同じ肺がんに侵される。そのような中で彼女が生きようと力づけたものはお父さんの死を通してだった。「行き着くところの最後は死なんだ。それならそれに向かって精一杯生きよう。」とそれから彼女の生きようとする頑張りが生れる。普通は絶望するのに凄いなぁと思う。人は別望的なところから生きようとするものは本物なのかもしれない。