2008年5月9日金曜日

自立と依存

 この二つの相反する事を最近考えさせられた。
私たちが社会生活をする上で自立することは大切で依存することはよくないことである。しかし聖書の始めに「神である主は、人に命じて仰せられた。「あなたは、園のどの木からでも思いのまま食べてよい。 しかし、善悪の知識の木からは取って食べてはならない。それを取って食べるその時、あなたは必ず死ぬ。」gen 2:16~17 と神が仰ったことに背いて「善悪の知識の木」からとって食べてしまった。
 ここに人が神から自立しようとしている姿を見る。罪の本質は神からの自立である事を聖書は暗に語っている。また依存は余り良い事でないように受け止められている。特に子供が親に経済的依存をしている姿に良い印象はない。しかし本来人は神に依存しないといけないのではないだろうか。罪はこれを逆に捉えているような気がする。
 「そこで、イエスは彼らに答えて言われた。「まことに、まことに、あなたがたに告げます。子は、父がしておられることを見て行なう以外には、自分からは何事も行なうことができません。父がなさることは何でも、子も同様に行なうのです。」 john: 5:19  
「わたしと父とは一つです。」 john:10:30 と云われた。三位一体の神は各々独立しながら尚且つ依存している。この姿が本来の姿であろう。人は自立すべき所で依存し依存すべき所で自立している。