2010年6月8日火曜日

言葉の人

 新しい首相が生まれた。選挙の時には民主党に入れたので、小鳩体制にはどうなるのかなと心配していたが、ようやく普通に戻ったという感がしないでもない。若い人たちの理想と現実と実行力が明らかになるのはこれからだが自民も含め若手が頑張ってほしいと思う。小沢さんの手法を見ていると田中角栄のやり方と全く同じように見える。角栄は自分に拘って、命まで失ってしまった。これからの日本、若い人を育てるという視点を持っていたら、また違った評価を得ていたのではないだろうかと思うが、晩年は見苦しかった。これまで小沢さんは頑張って来たが時代は変わってきている。その辺を考えて活動してほしいものだ。
 鳩山さんにはただ驚くばかり、言葉に重みがない。一国の首相が言うからと期待していたら、どこに根拠があって言っているかと思ってしまう。まぁ強権政治より良いかもしれないが、政治家の資質はない。言葉で言っても沖縄の痛みは月々1500万の小遣いを貰っている人にはわからないだろう。それを知らなかった聞くとまさにお坊ちゃんの域を出ていないように感じる。知識があれば大学の先生は務まるだろうが言葉だけだったら政治家は勤まらない。「友愛」にしても賀川豊彦の「友愛経済」を思い出す。賀川には貧民救済という理念を持ち、その為に行動した。これはECの理念の関与にもつながったと聞く、鳩山さんには手を汚す姿勢はないように見える。もう政界から消えるべきだ。彼を見ていると自己中というより自己愛なのかなぁ。聖書の語り手は鳩山さんの徹を踏まないように心してほしい。