2010年11月28日日曜日

土くれと宝物のハザマの中で

聖書の中に「あなたはちりだから、ちりに帰らなければならない。」(創世記3章19節)ということばがある。「ちりだから」には抵抗があっても「ちりに帰らなければならない」のことばはクリスチャンでなくても誰もが認めるところだ。人は土くれに過ぎない。

しかし、「わたしの目には、あなたは高価で尊い。」(イザヤ書43章4節)ということばもある。人はこの二つのことばのハザマで生きている。この高価は、存在していることが高価であって、何ができるからということではない。しかし、頭で分かっていてもこれを体で実感することは少ない。これがクリスチャンの問題となるところである。これは価値観をどう捉えるかにつながってくる。下手するとご利益的信仰に陥ってしまう。そしてそれが分からないところに罪の深さがある。