2010年11月25日木曜日

感謝できること

若いときは当然と思っていたことが、今は感謝だなぁと思うことがたくさんある。そして段々色々なものができなくなると以前は嘆いていたが今はそれほどでもなくなった。若いときに生き方を示してくれたエミリーデキンスンの詩があった。

「もしわたしが一人の心を」
もしわたしが一人の心を傷心におちいらせないように
することができるなら、
もし一人の生命の苦悩を和らげることができるなら、
あるいはまた、
一羽の弱りはてている駒鳥を助けて、
その巣の中へ再び戻してやることができるなら、
わたしの生涯は無駄ではないであろう。
考えてみればこの詩もささやかなことでも何かをしてあげることになる。
今はヘルマン・ホイヴェルスの詩の中にあるように、
「最上のわざ」
人のために働くよりも、けんきょに人の世話になり、
弱って、もはや人のために役立たずとも、親切で柔和であることー。
老いの重荷は神の賜物。
古びた心に、これで最後の磨きをかける。まことのふるさとへ行くためにー。
おのれをこの世につなぐくさりを少しずつはずしていくのは、真にえらい仕事ー。

ここまでは達観できないがその支度をしろというシグナルかもしれない。 出来て感謝することは誰でも出来るがお世話になって感謝することはそう簡単ではない。 そういう意味で生きていること生かされているということで感謝できることはありがたい。 まだまだ感謝は少ないけれど。