2011年2月19日土曜日

ものづくりフェアー2011

「ものづくりフェアー2011」を18,19日とララオカヤとテクノプラザで開催していた。おもに地元企業が出展している。学校展示も小・中学校、高校の生徒の作品の展示と大学が幾つかPR ?で資料などを展示していた。



県外だと岡谷と言ってもどこと聞かれることが多い。いつだったか同県人で聞かれたことがあって驚いたことがあった。それほどに知名度は低いのである。諏訪湖というと大体あの辺かと分かってくれる。天竜川の源流が諏訪湖であることはあまり知られていないようだ。



企業の大きさは分からないが7,80社から出展しているのではないだろうか。光学、精密加工、表面処理、電機・電子、機械装置、計量器、医療・福祉と多岐に渡っている。何となく寂れた街という感がないでもないが中々だなぁと思った。大きい工場は数社くらいではないだろうか、後は小、零細企業では?素人の目ではあるが製品を見ているとその技術力はすごいなぁと思った。独特の技術をもった企業もあるようだから、こんなに技術があるのならもっと発展して欲しいなぁと思うが中国に工場が移って寂れた日本の姿がここにもあるのかな。この街は土地が狭い所為か大きい企業は伊那や塩尻などにに移っているようでもある。

昔は絹糸の産地であり、家内の実家の二階は養蚕場になっていて、その面影が残っている。街には昔絹糸を紡いでいたのかなと思うような木造の大きな建物を何箇所か見かける。今も一軒、繭から絹糸を製造している会社がある。


戦前に工場が疎開してきて、戦後、精密工場が発展してきたと聞いている。それと起業家精神も強い土地柄でもあるのかもしれない。カメラが全盛の頃はオリンパスとヤシカがあり、諏訪ではあるが時計のセイコーもあった。そしてそれが発展したのがエプソンであるがその中に会社や工場が岡谷にあったようである。設備の点検保守の仕事を始めた頃、機器のプリンターは信州精器製だった。部品の補充が利かないので駄目になった器械から部品を補充して直していた。そんなことを思い出して懐かしく思う。このメーカーがセイコーの関連企業でもあり、エプソンの前身のひとつである。

これからは今までと違った展開になっていくのだろうが今あるものを生かしてさらに発展していって欲しいなぁと思った。