2013年3月9日土曜日

一枚のプリント

昨日、N伝道者が諏訪の知人を訪ねるので家内の姉と家内を誘ってくれた。実はその方は義父の中学時代の同級生で軍隊でも上官として一緒だった。そんな縁で誘ってくれたのだ。100歳になられたとかお元気である。後で知ったのだが新田次郎や元国会議員の林百郎も同級生、弟さんは若くして亡くなられたそうだがともに東大を卒業されたとか教育に熱心な信州諏訪を実感する。今も老舗の味噌屋さんの相談役として頑張っているようである。古い趣のある建物は歴史を実感さてくれる。義兄とは図書館で待っていて終わったら迎えにいくということだったがちっとも連絡がなく結構話し込んでいたらしい。お陰でたけしの対談集を拾い読みし、永六輔の新刊の本を読めてよかった永さんのは途中で終わったので図書館で検索したらわが街図書館にもあるので予約する。貸し出し中だから何時になるやらと思いながらついでに永六輔・加藤登紀子の対談集も予約する。

連絡があり迎えに行くと家内たちは勿論N伝道者、そして奥様が私たちが来るのを待っていた。そこそこに挨拶すると奥から娘さんがショッピングカーを押しながらやってくる。さもしいサルは何かお土産?と思ったが残念、お母さんのステッキを持ってきただけ、気のつく方で優しい方と聞いていたのでそれを実感する。奥様が通りかかった従業員の方に主人はと声をかけたら店の方にいます今出てきますと云い終わらないうちにご主人は味噌のパックを抱えてきる。美味しい味噌を三人に、別の味噌屋さんの500円でてんこ盛りが出来る味噌でも美味しかったのに相当美味しそう。建物の一角に売店があり、喫茶や食事が出来るそうでいつか寄ってみたい。

娘さんが出された本をお土産に頂く、帰ってきて本をめくって拾い読みしたら面白そうなのでそのうち読んだ感想を書こう。一緒にプリントが袋に入っていたので拾い上げたら
 ク オ   バ ディ ス
「QUO VADIUS」(何処え行くのか)の字が飛び込んできた。これはポーランドの作家ヘンリク・シェンキェヴィチの有名な本の題名である。この方が捕虜囚虜所の所長をされていたのだろうかそこにイギリスの捕虜として収容されていたターナーさんが宣教師として日本に来られて交流が始まったようだ。軍隊でのこと義父のことが少し書かれている。半世紀前に書かれたA4、5枚の文章である。読んでみると自分を含め日本がどこに行こうとしているかのその言葉のようである。しかし、キリスト者はこの言葉にドキッとする。いい言葉でもある。