2013年9月13日金曜日

とんぼがえり

いつもの時間に起きて朝食を取り、8時前に家を出る。車で岡谷インターから高速に入り、諏訪インターで下りる。指定の場所に行くと10台からの車が駐車していて、中型の観光バスが停まっていた。掃除をしている人がいたので「この車」と聞いたら、「この車ではなくて後で来ます」と待つが定刻になっても来ない。ここが始発ではと思ったが松本から来るそうだ。数人が集まっているだけ、これではと思ったがそういうことで納得、少し遅れて到着して乗るとそれなりに人は乗っている。中型の観光バス。車中で恵信さんの本を読むが東京近くまで目も気分も大丈夫でホッとする。道を挟んだホテルサンルートの前に新しい発着場が出来ていて、幾つかの業者が共用しているようだ。

オアシスの前を通ったので時間がなかったがつい覗いてしまった。本を読むように度の一番強い眼鏡にしていたので本のタイトルが素ではボケるし眼鏡をかけると更にボケる。いつも使っているのだと丁度いいのに二つ持って来なかった事を後悔する。配置が変わったりしているのと正しいかどうか分からないが以前来た時よりハウツーものが多いような気がした。気の所為かな。そこでH姉妹と会う、幼稚園の子供さんが健康診断で近くに来ているので時間があって寄っていたらしい。誰にも会うつもりはなかったので・・・。

早々に失礼して駅に向かう。携帯を切っていたので開けたらK君から、静かなところで電話する。パスモをチャージし地下鉄で行こうとしたが乗換えが分からずJRで有楽町まで行く、銀座4丁目を目ざして歩くが和光は思ったより近かった。そこを右折して次の信仰を左折と信号を変わったので交差点の手前で横断。角でK君が立っていてギャラリーに案内してくれた。田舎からMさんが来ていた。同じ集落のAさんも名古屋から来ていて、半世紀以上ぶりの再会、何時だったかも同じ集落のEさんも小学校以来で分からなかった。回りは知っていても本人同士は「あなた誰?」の笑い話になる。サルは観るだけだが彼女は人物画を描いているそうだ。一通り観て、Kさんのも観る。田舎のMさんの裏から風景を絵にしたと言っていた。稲の間の水の色が独特である。それが冴えると思ったがどうなのだろう。そのうち習志野から何時も一緒のSさんとSさんが見えて彼女たちも一通り観てランチへ、近くで三崎からの店で刺身丼を食べる。それから浅草へ、子供が小さい時以来だからホントに久し振りである。あの時は人が少なかったが賑わっていた。外国からの人が目に付く、東南アジア系のツアーも目に付く、panasonicの小旗を持っていた人も東南アジア系の人だった。それに東建のハッピを着た人もおり、久し振りで昔と違うなぁと感じたが実際はどうなのだろう。
昔、お客さんの家が仲見世で着物を売っていて何度が届け物をしていたからあそこに行くと懐かしさを感じる。少し歩いて隅田川の対岸からスカイツリーを見る。Mさんは既に展望台に昇ったそうだ。東京タワーもそうだが地元にいるとすぐ行けるからとそのままが多い。また浅草から戻り、ギャラリーで少し交わって、下の息子と新宿で夕食を共にするので失礼する。彼らは夕食も一緒にするらしい。MさんとAさんは近くのビジネスホテルで予約を取っていた。翌日は皇居近辺を散策するらしい。東御苑を勧めてが金曜日は休みらしい。東京駅を外から眺めてもよいなぁと思った。

丸の内線で新宿に向かい新宿三丁目で下りて伊勢丹口に出る。デパートに入ったらそこは食品というかお菓子売り場、思いついて家内にお菓子を買うがデパートはそれなりの店が出店しているのか高い。そこを出て電話をしたらもう本人は近くに来ていた。ルミネのレストラン街で食事をし、混んで来たので別な所でお茶と捜しながら歩いていたら発着場の隣にドトールのような喫茶店があったのでそこで時間いっぱい話をする。ネット関係の勉強をしているが就職はどうなのか資格試験を一つは取らないととその準備をしているらしい。サルも五十二歳で失業した時、再就職は初めての仕事だったから大学の新卒並みだった。それでも仕事に就ければいい。時間が来たので喫茶店を出て、「見送られるのは照れくさいから俺は左、お前は右に」と言って分かれる。首都高速は継ぎ目がゴトゴトするので中央道に入ってから朝の残りの部分を読む、八ヶ岳SS辺りかな目が疲れたので目を閉じて終点まで、11時少し前に着いて家内に電話して走るが殆ど車はなし、30分で着いたがここが都会と違うところ寂しい。こちらに来て感じた事は都会の雑踏の中にいると何故かホッとする。映画の題名ではないが「群集の中の一つの顔」であるからだろうか。談合坂でトイレ休憩丁度一時間チョッと時間的には真ん中なのである。お金も安いし新宿の駅前に着くしバスもいいものだ。これから一人の時はこれにしよう。チョクチョク行きたいものだ。