2014年1月2日木曜日

越しに越されず

落語の小噺の中に「大晦日越しに越されず越されずに越す」という川柳?がある。昔は物を買うのも付けで盆暮れに清算していたのだろう。その暮れに付けを支払うお金がなくて年を越してしまったということは多々あったことだろうなと思う。

暮れに引越しをしてすっきり新年を迎えるはずだったがこのことを実感してしまった。17日に引越しをして、18日から20日まで友人の手伝いをして(といっても雑用しか出来ないのだが)何も出来なかった。出来たのは18日に来るNTTの光の工事とケーブルTVの工事のためにスペースを空けたくらいである。これだけはと思っていたからこれで安心したが具体的な荷物の整理を始めたらちっとも進まず。まず整理するために棚を作りそこに収めながらの作業である。何とかなったのは29日。30日、31日とやって、台所の整理できない物は年越しで何とか正月を迎えることができた。

正月を迎えるといっても大晦日は紅白(家内のみ)の後、ジルベスターコンサートを観て年を越す。それからTVを観るかミカンとピーナッツでだべるかだから寝るのが1時過ぎ、勿論、朝は9時起きになり、朝は雑煮ではなく、パン、雑煮は昼になってしまった。夜は息子が来ていたので、義妹と共にチョトそれなりのご馳走になり、その後彼らは雑談をするがサルは新しい連絡先や整理しなければならないものがあり、それをやってプリントアウトして終わったのが大分遅かった。交わりに加われないうちにもう休む時間になり就寝。

年賀状も年を越して午前中プリントアウトして郵便局へ、くるまで数分だから助かる。人が行き来しているので最初わからなかったが諏訪大社秋宮が近くにあることに気づき、その人たちであることがわかった。お蔭で社会人の駅伝もチラチラ観て終わりである。2日は朝に近くの銭湯に行きすっきりする。ここは銭湯といっても皆温泉である。ようやくすっきりして新年を迎えた感じがした。お蔭で箱根駅伝は後半のみを観ただけ、義姉夫婦も来てお茶とお菓子に賑わったがそれも出かけていた息子が帰ってきて終わり。

5年前に引越しした時は感じなかったが今回は年を感じてしまった。もうこれで引越しは終わり。後はこの身が天に引っ越すのみとしたいものである。まぁそれなりにいい勉強になった引越しではあったが。