来てください、真の光。
来てください、永遠の命。
来てください、隠されている神秘。
来てください、名づけられない宝。
来てください、言い表せない実在。
来てください、想像もつかない御方。
来てください、終りのない幸せ。
来てください、沈むことのない光。(…)
来てください、
いつも不動でありながら、
絶えずそのすべてを私たちへと動かし、
近づいてくださる御方。(…)
来てください、
わたしの無力な魂が昔も今もあこがれ続けている御方。(…)
来てください、
わたしの中のあなたへのあこがれも、
実はあなた自身。
あなたによって、わたしはあなたにあこがれる者となったのです。
あなたは完全に近づくことのできない御方。
来てください、
わたしの息吹、わたしの命。
来てください、
貧しい私の魂の慰め主。
来てください、
わたしの喜び、わたしの栄光、わたしの限りない幸せ。(…)
わたしにとって、
かげることのない光、沈むことのない太陽になってくださったことを感謝します。
あなたは隠れる所をもたず、宇宙はあなたの栄光で満ちています。
あなたはどんな人にもけっして身を隠すことがありません。
むしろ、わたしたちの方が、
あなたに向かうのを拒むたびに、あなたは身を隠しているのです。
しかし、あなたがその身を隠すところなどありましょうか。(…)
誰一人として、あなたが顔をそむけたり、拒絶したりする人はいません。
そのようなあたが、なぜ身を隠されることがありましょうか。
主よ、どうか来てください。
今日、わたしのうちにあなたの天幕を張り、そこをあなたの住まいとされ、
いつまでもけっして離れることなくお留まりください。
あなたのしもべであるこの私のうちに、いつくしみ深い御方よ。
わたしもまた、この世を去るとき(…)あなたのもとに帰り、
すべてにまさる神であるあなたと共に生きながらえることができますように。
主よ、お留まりください。
わたしをひとり置きざりになさらないでください。
わたしの敵たちが(…)この哀れなわたしの魂の内に、
いとも力あるあなたが座しておられることを知って、
とてもかなわないと思って、戸惑い、わたしから逃げ出しますように。(…)
今、あなたがわたしのうちにとどまり、わたしを内なる深みにつなぎとめ、
わたしがいつもゆるぎなく立ち続けることができるようにしてください。
あなたをいつも見続けるなら、わたしは死をも生きるのです。
あなたをしっかりとにぎっているなら、わたしは貧しくとも常に豊かです。
いかなる王にまさって豊かです。
あなたを食し、あなたを飲み、つねにあなたを着ているなら、
わたしはえもいわれぬ幸せの中で、至上の喜びを生きるのです。(…)
栄光jは、聖にして不可分の、命を与える三位一体であるあなたに。
すべてを信じる人々は、父と子と聖霊であるあなたを、
今もいつも、あがめ、告白し、たたえます。
テゼ共同体編 「初期キリスト者たちのことば」より