2016年1月12日火曜日

福音とは?

若い時に聞いたメッセージの中に「世の中の人たちが、…の福音とか『福音』という言葉を使っている。」とあたかも「福音」がキリスト教(当時キリスト教という言葉使わなかった)の専売特許のような言い方をされたことを思い出す。諸集会は色々言葉に拘る集まりであるようで、キリスト教というと「私たちはキリスト教を信じているのではない。イエス・キリストを信じている」というような言い方をしていたように記憶している。教会人や一般の人がキリスト教と言えばキリスト信仰を意味すると思うのだが、ある意味で独善的である。福音という言葉もたどれば中国語、ギリシャ語と繫がればこのことばは普段の言葉にしか過ぎない。英語から見ても然りである。

福音は神からの「よき知らせ」であることは分かる。しかし、それがどのようなものであるかは具体的になるとはっきりしない。はっきりしているけれどその範疇が狭かったり、広かったりするのである。ある意味で聖書=福音としてもおかしくない。そこにはイエス様の受肉、十字架、復活を通して我々に罪から、滅びから救われるメッセージが旧・新ともに入っている。被造物を見て、造られた方が偉大な方であることを知ってもそれだけである。聖書こそ創造主なる方がどのような方であり、私たちがどのようなものであるかがわかる。勿論、聖霊の助けを受けてでの話ではあるが、そして神の壮大なな計画を見ることができる。救いはその一環に過ぎないと言ったらチョット言い過ぎかな…、反省。