2016年3月4日金曜日

今日のパン、明日の糧より

神の誠実さ、私たちの誠実さ   3/3

私たちと契約を結ばれる時、神は言われます。「私は永遠の愛を持ってあなたを愛します。あなたが私から逃げ去り、わたしを拒み、わたしを裏切る時でさえ、わたしはあなたに誠実です」と。私たちの社会では、契約(コヴェナント)についてあまり多くを語らず、条約(コントラクト)について語ります。人と条約を結ぶ時、私たちは次のように言います。「あなたがあなたの分を実行してくださるなら、わたしも自分の分を実行します。あなたが約束を守らないなら、わたしも約束を守る必要はありません」と。条約(コントラクト)はしょっちゅう破られます。というのも、両当事者から各々の合意条件に従うことに不本意であったり、また従うことができなかったりするからです。
しかし、神は私立と条約(コントラクト〕を結ばれたのではありません。神は私たちと契約(コヴェナント)を交わされました。そうすることで、神は私たちのお互いの関係が、契約(コヴェナント)を反映するものであることを望んでおられるのです。こうして、結婚や友情、コミュニティーでの生き方は、私たちが共に生きることで何時も神の誠実さを様々な形で目に見えるものとしています。