2016年8月11日木曜日

ミニコンサート

義妹がコーヒーカップ位の器に花を活けるミニフラワーなるものを始めた。生徒は家内と義姉とH姉妹、それに義妹の友人Kさんとである。月一でまだ4-5回くらいである。先日、その会があってその後にKさんが息子さんとのギターのミニコンサートをやってくださった。大勢の前ではちょっと難しいのでここでやらせてほしいとのことだったそうで、聴衆は生徒プラス私と義兄にH姉妹のお孫さんのミニコンサートである。プログラムも下記のよなものを作ってくださり、知らない曲や聞いたことはあるが曲名が分からなかったり、そして懐かしい曲と合わせて12曲も弾いてくださった。
下手なのでと言われていたそうだが私のような素人が聴けば中々である。プログラムに曲名の他に枠に囲ってこのようなことが書かれていた。
「本日は暑い中、お時間をいただきましてありがとうございます。
 私たちは、7年前からギターを習っていて、ほぼ毎日2人で練習しています。私は、この時間が楽しいです。ハンデイを持っている息子が幼いころからギターに興味を持っていて、楽器店でのギターをねだられて購入したことがきっかけで現在に至っています。思った以上に習ったことができていく様子、成長を感じながら色々な曲にチャレンジしています。まだまだ練習不足の今回のミニコンサートですが、ギターを通しての人との出会いが、コミュニケーションの苦手な息子の糧となればと願っています。」
 
この後みんなで食事をしたのだが息子さんは一言も喋らず黙々と食べていた。それでも好きなものを選び、食べたり飲んだりしているのを見、お母さんに何か話しかけているとKさんは「じゃ帰ろう」と、帰る支度をされたので自分ではわかっているようである。帰り際に「ありがとう」と握手を求めたら応じてくれて柔らかい手だった。音楽は苦手だから上手に弾けるのを見ていいなぁと感心する。子供の意を汲んで一緒にギターを弾いているKさんを見て子供のために何もしなかったわが身の恥しさを味わわせられた。

子供さんがということではなくてまたいつか聴かせてほしいなと思わされたミニコンサートであった。