スンリ(勝利?)高校の2年C組が舞台で高校は中の下のレベルのようである?
そこには一流大学を目指す生徒もいれば落ちこぼれもそして悪もいじめられる生徒もいるという多彩なクラスである。当然のように家庭環境も違うそこからも色々なことが派生してくる。そして中心の担当臨時教師を巻き込んで右往左往しながらドラマは展開して行く、授業中に読まれた韓国の詩人の詩をタイトルにしているがタイトル通り思春期のゆれながら成長していく姿を見るようであった。優等生が実は優等生でなく、悪が真の悪ではなくといった幾人かの生徒の背景を浮き彫りにして今ある姿を納得させてくれる。根はみな善良な生徒なのかなとも…。
原題は「学校2013」で、この数字は11年前、高校生役や先生役の何人かは別のドラマでも見かける。もう大人の男優であり女優であり、変わらない人たちもいて面白かった。
このドラマを観て、信仰のありようをダブらせてしまった。優等生のような信徒もいれば落ちこぼれのような信徒もそして落ちてしまった信徒も、しかしそれはある一面にしか過ぎない。信仰生活にはだれもが葛藤があるその葛藤が信仰の糧になっているような気がする。ゆれながらそれ故美しく咲くことが出来る。
詩がネットにあったので引用します。
ゆれながら咲く花
ト・ジョンファン
ゆれずに咲く花がどこにあろうか
この世の どんな美しい花も
みな ゆれながら咲いたのだ
ゆれながら幹を真っ直ぐに伸ばしたのだ
ゆれずに行く愛がどこにあろうか
ぬれずに咲く花がどこにあろうか
この世の どんな輝く花も
みな ぬれて ぬれて咲いたのだ
風と雨にぬれながら花びらを暖かく咲かすのだ
ぬれずに行く人生がどこにあろうか
ぬれずに行く人生がどこにあろうか