2009年3月24日火曜日

賛美歌・聖歌ものがたり

 先日図書館のキリスト教コーナーで、大塚野百合さんの書かれたタイトルの本を見つけて借りてきて読んでいる。ヘンリー・ナウエンの本も書いているし、彼の講演も直接聴いているようで、賛美歌のことに関すると同様に詳しいようだ。賛美は40年から歌い慣れている聖歌とか礼拝賛美歌はいいが、新しいのは苦手だ。音符が読めない、音痴である。この二つが歌うことを敬遠し、主を賛美したいという衝動との狭間で煩悶している。少し大袈裟だが最近若い時のように心から賛美したいという思いが少なくなったような気もする。年の所為で静かに主を覚えることの方が好きになっているのかもしれない。

 賛美歌に興味ありというより、著者に興味があって、どのようなことを書いているかそれを知りかったかというのが本音である。ナウエンの本もそうだがこれも著者の信仰の真摯さを伺え知ることができた。所々飛ばして読んでいるがルター以降のキリスト教の歴史を少し知ることができたことは収穫である。ネルソン・ダ-ビーの名前が出てきたのには驚いた。といってもブラザレンの初期に活躍した人くらいにしか知らないが。
 聖書を読み、キリスト教関係でも興味のある本しか読まない私にとってそれがすべてだが宗教改革以降も社会の状況でキリスト教も変遷があるのだなぁと改めて教えられた。賛美歌はそういう意味ではキリスト教の側面史であるのかもしれない。