2009年3月31日火曜日

ギルガメシュ叙事詩

 ノアの洪水と同じようなことが書かれていると言われているので、何時か読んでみたいと思っていた。しかし本は高く、手にすることはなかったが図書館から借りることができた。ギルガメシュという言葉は知っていたが内容とか当時の歴史とかは全く知らないから色々な意味で難しそう。

 本は諏訪の3市2町1村の図書館から自由に借りられる。長野県は県立図書館からもインターネットで借りられる。インターネットで検索すると諏訪広域の図書館の所蔵や予約、貸し出し状況ががすぐわかるから便利だ。諏訪市に「信州風樹文庫」という図書館がある。岩波書店の創業者の岩波茂雄は諏訪出身で、戦後間もなくから岩波の出版されている本を寄贈されている。それを所蔵している図書館なのだ。だから岩波書店の聖書関係の本もたくさんある。インターネットで予約できないのに手にしたらその名前だった。この本は岩波書店から月本昭男訳で出版されている。

 訳者が学生の時に集会が一時一緒で、お母さんは北関東のM集会に集っている。一月の群馬の学び会にお会いしたら、今年91になると言われ、元気そのもの「昭男さんはいろいろ活躍されていますね。本も出されていますが高くて難しいので読めません」と言ったら、細かいことは忘れたが、あまり興味がないようなことを言っていたような気がする。旧約学では大家と言われる人だがお母さんにかかっては形無しだなと思わず苦笑いしてしまったことだけは覚えている。

 結婚した時には無教会関係の集会に集っていたが結婚式には来てくれて、八木重吉の「神を呼ぼう」という詩集をプレゼントしてくれた。この本で八木重吉を知り、好きになって、今もたまに読んでいる。多分私が好きになるだろうと思ってくれたのだと思っている。若い時に軽井沢のキャンプで交わったりしたのが懐かしい。あのような人が集える集会であればブラザレンも今とは大分変った集会になっているだろうなと思ったりする。無理とは思いながらも…。数年前、降りる駅で偶然会って、やぁやぁで終わって失礼した。顔と髪型はちっとも変わっていなかったが髪が真っ白になっていたのが印象的だった。