2009年5月3日日曜日

守屋山

 守屋山にIさん夫婦に誘われて登って来た。ここは「諏訪市、茅野市と伊那市高遠町の境にあり、標高1650mだが北に諏訪湖を見おろし、目を上げると八ヶ岳、蓼科山、その左に車山が見える。左伝いに目を移すと先の方に北アルプス、更に中央アルプス、そして南アルプスは目の前に迫る感じでみえる。普段見ているのと山に登って見るのとでは違って遠くの山々が身近に見えるから不思議な感覚がする。


 駐車場は1300mくらいの所にあるから標高差300m、その途中にキャンプ場があり、そこまで車でいけるからもっと楽で行けるようになっている。それと幾つかの上り口があるみたいだ。最初は少し急な坂を登るが少し行くとキャンプ場まではなだらかな道になる。キャンプ場のすぐ手前には座禅草の歩道があった。それ程広くはないが非難小屋があり、明日が「山開き祭り」だというので地元の人たちが整備していた。ここから頂上まで絶え間なく登っていく、そして頂上付近はきつい坂になった。3人の中年男女が途中で休んでいるので声をかける。東峰と西峰があり、まず東峰に20分位歩くと、西峰に到着する。東峰は山頂と書いてあって1630m、西峰は頂上と書いてあって1650m、山頂と頂上とどう違うのだろう。西峰は少し広くて、既に何組の人たちがいて、昼食を取っていた。

 信濃毎日の山岳ガイドによると「この山と諏訪湖の間にはご存知諏訪大社が祀られているが、その大社には本殿がない。なぜかといえば、大社の南に聳える守屋山そのものがご神体であり、昔から観天望気や雨乞い祈願の山としても崇められてきた。雨乞いには東峰にある守屋神社奥宮の石祠を谷へつき落とし、神の怒りをかって雨を降らせてもらったといういささか乱暴な伝承もある。、現在は落とされないように堅固な鉄の柵で守られている。 またこのあたり一帯は、日本列島を横断する糸魚川~静岡構造線と、同じく列島を縦断する大断層の中央構造線が交わる地点にあたり、地質学的にも極めて興味深い山といってよい。 なお、この山を南アルプスの最北端として位置付けるむきもあるが、むしろ伊那山脈のそれとしたほうがわかりやすい。ということは、南アと伊那山脈は中央構造線によって明らかに東西に分断されていて、構造線西の伊那山脈の最北端に位置しているからである。 危険個所もなくて登りやすく、展望にも優れた山として人気も高く、信州百名山にもかぞえられている。」と書かれている。

 守屋山をモリヤ山ともじるのには少し無理があるが諏訪大社の前宮の御頭祭はイサク奉献につながると云われている。日本の神社はユダヤ教との関連を語られているので、なんとなく登りたいと思っていたから登れて良かった。前宮にある守矢資料館を何時か寄ってみたい。