2010年1月22日金曜日

最後の講座

 実践塾の講座も今日(21日)で終わりである。といっても来月9日にもあるが塾生による纏めであるから今日が最後のようなものだった。最後の講義は「会議の持ち方・司会進行の方法」で信州話し方センターの先生が話してくれた。会議の持ち方といっても話し方聞き方の基本的なものと司会者の仕事の基本を「若者に望むこと、伝えたいこと」をテーマにやって、司会役をさせられた。これは苦手で意見を言ってもらうだけで終わった。テーマを把握したり、みんなの意見を吸い上げ纏める頭の回転がどうも機能しないようだ。何時もだが時間が少ないから駆け足のようで、ほんのさわりをなぞっただけ、それでも経験するだけで良しとしている。点数は上げれないがいい経験だった。
  
 午後は2006年7月に起きた花岡地区の土石流災害の当時の区長だった小口氏の講演だった。7名が亡くなり、全国的に有名になってしまった災害である。現場の責任者のような立場にあって行動し考えさせられたことを話してくれた。自助、共助、公助の三つの大切さは頷かされ、住民の意識、ボランティアの有り様を考えさせられた。この災害を通して住民の連帯の意識が生まれ、近くの花岡公園の整備を市ではなく、住民のボランティアで整備をやって、2008年度の県の「元気づくり大賞」を頂いたそうだ。昨年の何時だったか偶然その現場に家内と行って、上の方で工事をしていたり、明らかに土石流があったと思われるような土の盛り上がりを見て、ここだったことを知る。そのことが蘇って来た。県内だけでなく県外でも要請があって講演をしているようだ。もう90回からとか言っていたが貴重なお話しだった。住民のその後のメンタルな面を聞いてみたかった。