2010年3月3日水曜日

やっと完了

 新約聖書概観をやっと纏めることができた。もう何年になるだろう。仙台の聖書通信講座から数えると足掛け10年にはなるかもしれない。テイニの新約聖書概観をベースに簡単なものを作ろうと思って始めたが途中までやってそのままになっていた。また作り変えてみたりと紆余曲折があって出来上がった。ほんの数ページにするつもりが20数ページなった。

 福音書からはじめて、使徒の働きをベースに教会の誕生などまではスムースに出来たがそれから数年立ったのかな中断して久しかった。去年、福音書の対照表を作り始めて、ここに入れるつもりはなかった。始めたら入れようと思うようになり、やる気が出てきたというのが本音。使徒の働きから聖書の順序でなく、書かれた年代順に並べていくと今まで見えなかったものが見えてくるというか流れが分かる。100年の歴史の中に、今日のキリスト教会の縮図が見えるから面白い。

 神のことばとしての聖書だが、先人たちが血を流し、命を懸けて書いてきたものだ。どこか土臭く、人間味のあるそんな聖書を感じる。端正という言葉から程遠いそんな聖書を思い浮かべる。聖書の順序ではなくて使徒の働きから年代順に書簡を並べていくと一つの流れを見ることができる。流れから書簡を見るって大切かも知れない。