2010年3月11日木曜日

電話

 昨日めずらしく、東京のY さんから電話を頂いた。といっても家内が受け取って話をしただけなのだが、久し振りと懐かしさでうれしかった。お互いに気にしていても、引っ越して2年近くなると段々疎遠になってくる。どうですかというお電話と共に、様子を伺ったら余り体調が良くないとのことだった。こちらに来る一年前に原因不明の病気になり、一時は危ぶまれる程だったが奇跡的に回復してお元気になられた。それでも元々弱い体だったから体調はあまり優れなかったようだった。

 70代で一人住まい、私たちがこちらに来ると分かった時はショックだったみたい。住まいも離れていたから都心に出る時についでに訪ねたり、集会で少し話をするくらいだったが、年配の夫人たち以外と話すこは少ないから、それなりに話す相手になっていたみたいだ。こういう人たちの傍にいて話を聞く、私たちに出来る唯一のものだったがお電話を頂くと少し心が痛む。集会ではグループホームのために献金しているから早く出来るといい。一人でいるより煩わしい面もあるが「人がひとりでいるのはよくない」は若い男女だけの問題ではなく、普遍的なものである。金も能力もないが、そんな人たちと一緒に過ごせたらと思うときがある。今はその対極にあるからどこか寂しい感じがしないでもない。