2010年4月10日土曜日

黄昏

  もう30年から前の映画だが「黄昏」という映画があった。ヘンリー・フォンダとキャサリン・ヘプバーンが主演していた。娘役も実の娘ジェーンだったと思う。ヘンリー・フォンダは西部劇にも出ていたし、好きな俳優でもあり、「怒りの葡萄」のDVDを持っている。と言っても何かのセールで「第3の男」と「市民ケーン」が入っていて安かったから買った。「怒りの葡萄」も「市民ケーン」も題名は知っていたが、観たことがないのと「第3の男」のテーマ音楽が好きで懐かしくて買ったのが実情である。
 
 ほとんど忘れてたが、静に時が流れていく中で、夫婦だけの生活から、娘の子である孫を預かるところから変わってくる。父と娘との確執が孫を通して、結果的に和解していくというかわだかまりがなくなってくる。それって距離を置くか、年月を必要とするか、第3者が入るかでないと解決しないのだろうなと思う。最近、旦那に失望している老嫁の話をよく聞く、優しい旦那も身近にいるが、地方はまだまだ「俺が食わせてやっている」の亭主関白的発想が強いのかな、なんでそんなに拘るのと思うことがあるが、離婚とか老嫁の反撃を食っても目が覚めないだろう。映画の主人公のような歳になってくると、自戒をこめて、拘らずに静に黄昏て生きたいとそんな事を思う。