2010年9月8日水曜日

偏見

こちらに引越してきたときに、ある姉妹から2冊の詩集を頂いた。装丁もしっかりしていて、内容もとてもいいように思える。水野源三さんの詩集よりも一回り大きい。ある出版社のリストの載っているが、本には作者名と印刷、製本の会社名はあっても、出版元が記されていない。自主出版なのかよく分からない。

読んでいて、どこか水野源三さんの詩とダブル思いはするが、でも少し違う。作者は、全部ではないが、福音を語ろうとしているのかなと フッと思った。水野源三さんはただ神様に向かって、或いはイエス様に向かって率直に語りかけている。そこには何の意図もない。この違いかなと思った。それと、目線の違いから来るものであるのかもしれない。勿論、詩を批判するつもりはないが、こんなことを書くと、既に批判しているか。もっと大きいのは作者がクローズの方であるというところからくる私の偏見である。

自分のブログをメールで送ってくれる方がいる。その中で、ご自分の教会のことを書かれていた。無牧なのか、毎週ある信者のお孫さんに当たる方が説教しに来てくれている。その方が黒人であるために、偏見を持っている人がいることを、黒人だけでなくユダヤ人に対してそうらしい。80代の男性だが、彼の生まれ育った環境がそうさせたのかなと思った。メッセージは良いが牧師となるとまた違ってくる。偏見を持つというのはその人の所為もあるが、育った環境はもっと大きいと思う。偏見は中身でなく外見で判断する。心しなければと思うが染み付いたものは・・・。