2011年3月17日木曜日

2011.3.11.2:46

電気事業連合会のHPに原子力発電の安全性についてQ&A方式で幾つか載っている。全体が原子力ありきだが、その中で地震と津波の項目がある。最初に原子炉の「止める」、「冷やす」、「閉じ込める」とあって、その後で安全対策として8つの項目が小さく載っている。だから大丈夫ですと暗に書かれているようにみえる。でも今回の事件で全く説得力がない。「止める」までは良かったが「冷やす」がいけなかった。海水を入れるのをためらったのだろうか。

避難された方のご主人が原発で働いている方をインタビューされていた。正確な言葉は忘れたが、ご主人が「厳しい」と、そして「頑張る」という言葉が印象的だった。ふたりとも暗黙のうちに「いのち」がかかっていることを認識しているのだろう。

いつも思う。いのちをかけているのは末端の人たちだ。偉そうなことを言っても「いのち」も「血」も流していない。イエス・キリストは人とは逆の道を行っている。それは下りていく世界であり、低くなっていく世界である。東京は東電の電力の三分の一を使用しているそうだ。原子力が欠かせないなら、福島や柏崎でなく、東京湾でも安心な原子力を造って欲しい。