2011年4月5日火曜日

思うが侭に

今ヨブ記を読んでいる。十二章十五節に「見よ。神が水を引き止めると、それはかれ、水を送ると、地をくつがえす。」という言葉に引っかかった。中国内地の旱魃は大変みたいだし、今回の津波は想定をはるかに越えている。その爪あとは大変なものだ。「地をくつがえす」この言葉を実感させられる。                                                             その前にこんなことばがある。 「しかし、獣に尋ねてみよ。それがあなたに教えるだろう。空の鳥に尋ねてみよ。それがあなたに告げるだろう。あるいは地に話しかけよ。それがあなたに教えるだろう。海の魚もあなたに語るだろう。 これらすべてのもののうち、主の御手がこれをなさったことを、知らないものがあろうか。」 ヨブ記十二章七節~九節。                                         ここを読むと、神を知らないのは人間だけではないのだろうかと思わされる。これらのものから学ぶ謙遜さを失っているような気もする。                                          創世記一章の二十六節に「「…地のすべてのもの、…支配させよう。」と仰せられた。」とある。原発の収束のメドは立っていない。真実はどうなのか分からないが、色々と問題点が指摘されている。それとあわせて、この言葉が何となく考えさせられる。「地のすべてのもの」を支配させると言われたことはどのような犠牲を払ってでも、人はそれをやらなければならないということなのだろう。まさに「神の慈愛と尊厳を見よ」である。