2011年6月16日木曜日

いつもの日帰りコースで

安房トンネルが有料になるということで、いつか行きたいと思っていた飛騨の高山と白川郷に昨日行ってきた。高山だけのつもりだったが地図を見ると高速道があり、近いので行くことにした。昨年菅沼合掌集落を見ているのでそれほどでもなかったが家内が観ていないので行くことにした。

松本まで高速で、そこから上高地に向かって走る。まもなく信州特有の山と山の間を川と道が蛇行して、少し広いところに集落がある、そんな風景が二つばかりあって、手前にはM集会のK兄姉が住んでいる。かつては村の中心地だったから集落なんていったら怒られるかもしれない。さらに走ると沢渡に着く、上高地に行くにはここで車を降り、専用バスで乗り換える。駐車場に人が立っていて呼び込みをやっていた。さらに進んで、大型が行き交えないようなトンネルをいくつもくぐり抜ける。直進は上高地、警備員とゲートがある。そこを左折するとまもなく旧道とトンネルとに分かれる。
旧道葉碓氷峠やいろは坂の比ではないようだ。時間があったら走ってみたかった。

忽然と現れる大きなトンネル全長4キロチョッと、快適な走行である。出たところで直進が富山方面、右折が平湯温泉街で帰りに湯につかるところである。左折して、すぐまた平湯トンネルを抜けて高山方面に向かう。集落に出るまでは信州と同じ、カーブ、カーブでギヤをシフトダウンしてもブレーキを踏む、少し走ると平地になり、高山の街に入る。メーンの商店街がアーケードになったいるのは雪が積もる証拠か、見るべきものはそれ程なく、陣屋跡と市の資料館に寄り、古い町並みを歩いて、一時間、平日の割には観光客が多かった感じがするがあまり買っている人は見かけなかった。奈良井宿などを見ているのでそれほどの感動もなく、次に向かう。

高速の入り口に道の駅があって、そこに寄り、野菜を少し買う。高速は飛騨清見から東海北陸道に入り、殆どがトンネル、降りるの直前のトンネルは11キロ以上あるみたいだった。白川郷インターで降りて、川原で昼食をとる。ここの道の駅に寄ってみたがお土産屋さんみたいで、魅力がない。これはどこでも同じような気がする。白川郷は歩いて散策できる程の広さで、合掌造りが散在している。家内はアイスクリームを私は五平餅を食べながら歩く。家内の指摘で山の上に展望台があることを知り、回り込むように上り、そこから集落が一望できる。全体が見えて実にきれいだった。若い写真屋さんが3人ばかりいて、写真と撮ってあげて、相手のも撮りさりげなく売り込んでいた。集落をバックにいい記念になる。

トンネルだけの高速はつまらないという家内の言葉で、一般道を通ることにした。ナビは勿論、大雑把な地図しかなく、高山方面の看板を見て、一般道を走ることにした。後で分かったのだが回りこむように走り、20キロ余りのロスをする。しかし変化の富んでよかった。山道を走り、ダム湖か何キロも続くのには驚いた。飛騨清見から高山へは高速で走り、市内を抜けない道を走っていたら、気がついたら来た道を走っていた。途中高山市街の看板があったから、行きはそこから曲がったのだろう。安房トンネルに入る手前で、ひらゆの森の温泉で湯につかり、体がだるくなるかなと思ったらそのようなこともなく、ゆっくり、のんびり湯につかる。露天にも入って気持ちよかった。

帰りは、高速に入らずに途中から右折して塩尻方面へと向かう。余り自信がなかったが、前に富山ナンバーの大型のトラックが走っているので、塩尻方面というか諏訪方面にいく車だなと思って、後についていくことにした。案の定、そうだった。通ったこともある部分もあったが、暗いのと久し振りだったので迷うことは明白であったから助かった。夕食を食べて我が家に着く、8時半に出かけ、20時半に帰った来た。12時間、340キロあまりの旅?であった。これも諏訪湖を自転車で一周するのと同じで、自分のできることを確認しているようだ。それは次にできないかもしれないとの思いがあるような気がする。これは老いの悲しさだ。