2011年10月28日金曜日

入笠山へ

26日にシニアの関係の集まりで、原村の八ヶ岳自然文化園にボランティアとして、落ち葉を集める仕事に行ってきた。標高千メートル、わが町より少し気温が低い。湖と山に囲まれた?地に住んでいると八ヶ岳山麓は広大という言葉がぴったりである。それに自然がいっぱいで、園内をカメラを三脚につけた夫婦がいいスポットはないかと歩いていた。声をかけられて立場話をするなかで、東京から去年も来られたそうだ。「今年は暑い夏の影響で色づきが良くないのか」と聞かれ、言われてみれば葉も少なくなっているが確かに去年より色づきは良くないなぁと思った。奥蓼科にと言ったらこれから行くつもりだとの事、良い写真が取れるといい。それに、原村はペンションや別荘地として有名だがセロリの出荷量は日本一。確かに農地も多い。隣町の富士見も然りである。

午前中の2時間ばかり、和やかに話をしたり、黙々と落ち葉をかき集めていたり、落ち葉を袋に入れたりと一人一人マイペースでやっている。私は落ち葉をかき集めたり、からの袋を運んだり、はたまた袋の紐を結わいたりと気がついたことをあれこれとやった。普段はにぎやかな人たちだが概して黙々とやっていた。それでも時々冗談を交わしながらではあるが。早く終わったのでパターゴルフをわいわい言いながらやっていたが私は職員と話をしているほうが落ち着ので彼らと立ち話をして過ごした。

昼食は近くのホテルで取る予定になっていたから、村の施設のもみの湯に入って、近くを散策しようと思っていた。ところが食事の場所が富士見の近くになったので入笠山に行く事にした。いつか入笠山にと思っていたので行けるところまで行こうと皆さんと別れて山に向かう。20号線に出て、少し遠回りになったが入笠山の入り口に出た。丁度二時だったので入山規制解除になっていて通れた。普段はゴンドラで行くようだった。

どの位走っただろうか別荘がポツンポツン見えてしばらく走ると、崖の上に黄色の建物が見える。結構回りこむようにして入り口に着く、そこが声楽家の今仲幸雄さんの「讃美の家」である。誰か外にいたら寄ろうかなぁと思ったが門は開いていたけどひっそりとした感じがしたので素通りして上に向かう。でも何時かお会いして交わりを持ちたいものだ。2-30年前に三度ばかり、前にいた集会に奉仕していただいた。一回はお兄さんが船橋にいるということでその近くまで車で送った事がある(本人は記憶にないだろうが)。岡谷の集会も何時かこんな方を招いて集会をもてたらなぁと夢のような事を思っている。

信州の山の道は対向車が来たらどうしようと思うような狭い道が多く、ここも然りである。幸い対向車がほとんどないから助かる。しばらく走ると大河原湿原に着く、ここから御所平峠登山口間をバスが走っている。丁度中間地点に車数台も止まれそうもないが「八ヶ岳ビューポイント」がある。ここから八ヶ岳を目の前にして、眼下に広がる広大な八ヶ岳山麓を一望できる。まさに絶景である。いつだったか杖突峠の茶店から見たのにも感動したがそれより更に広がっている。登山口の脇に広い花畑があって、何が裂くのか工事をしていた。マナスル山荘の前の駐車場に車を止めて、その脇から登り口である。頂上まで30分の数字を見てチャレンジする事にした。数十歩、歩を進めては休み、喘ぎながら登っていく、ようやく頂上へ着く、360度のパノラマの絶景である。中央アルプスが雲の上に墨絵のように見えるからいかに高いかという感じが伺える。1955mを踏破したといっても登山口から頂上まで標高差は165m自慢できるものではない。しかし、諏訪大社上社の守屋山と入笠山がこちらに来て登る事が願いだったから願いが叶えて感謝。

登山口の手前に右は長谷、左が高遠とあり、そこに茅野、諏訪方面とあり、戻るつもりだったが砂利道だったがそこに行く事にした。少し走るとゴンドラ頂上駅の案内を右に見ながら直進していく、かなり砂利道を走り、対向車が来たらどうするのだろうと思うほど車一台の幅しかない。しかし、崖の部分がないから安心である。ようやく舗装路にでそこを右折して走る。結構走っても山の中、中である。芝平峠を過ぎて少し走ると千代田湖という湖に出た。そこに直進高遠、右折地の諏訪方面とあり、右折して狭い道を走る。しばらく走るとゴルフ場があり、更に進むと杖突峠に出た。丁度道路の反対側は守屋山の登り口の駐車場になっていた。ここから一般道である。最初はまた戻るつもりだった。そして富士見の「ふれあいセンター」のお風呂に入るつもりだったがこちらに来てしまったので市内のロマネットに入って、今日一日の行程は終わり。山道はひやひやだったし、でこぼこ道では底を二度ばかり激しくこすって、これもひやひやだった。100キロの走り、気分は上々。