2012年4月18日水曜日

おひさまファーム

月曜日に市の研修農園「おひさまファーム」の最初の講習を受けてきた。研修農園とあるとちょっと物々しいが家庭菜園的な30㎡の3mの畝が8つの小さなものである。それでも30種類からの野菜を作る予定とのこと、来年は応募できないので講習を受けた人たちに、2年契約で別な50㎡の土地を用意してくれている。

市の担当職員も来ていて、管理人さんの丁寧な説明があり、ジャガイモが一畝、ほうれん草と小松菜で一畝、教わった手順で15X15の深さと幅の穴を掘り、そこにジャガイモの種をおく、一個は半分に切ったのを陰干ししたものと後三個は切り口に草木灰をつけたものとを植える。といっても種芋を切り口を下にしておくだけであるが。芋と芋の間に肥料を置く、牛糞、鶏糞、化学肥料を混ぜたものだが種芋にかからないように置かないと芋が腐るといわれて慎重にやる。

隣の畝では、ほうれん草と小松の種を植える。畝の上にいぼ棒を押し当てて少し筋をつけて、そのへこんだところに種をまく、ほうれん草の種は大きいが小松菜は小さいので太い指ではやりづらいのでそこは家内がやる。土をかぶせて、かぶせた土を軽く押して中の空気を出すのがコツ、これが大切なことなのだそうだ。その上に不織布をかぶせて、両サイドの4箇所を留めて、如雨露で水をやって終わり。毎日朝、水をやらなければならない。これを怠ると芽が出ないか芽が出ても育ちが悪いとか。最後に次回のために施肥を施して終わり、これも土を酸性からアルカリ性にするためとか野菜によって色々である。

ジャガイモは半分に切って、切り口に草木灰や陰干しすることは知っていたがこれは春の植え付けで秋というか夏にやるのは1個そのままでやることを初めて知った。肥料の作り方とか虫除け剤の作り方、連作や野菜によって肥料のやり方が違うので結構面倒くさい。畑を起こし肥料をやって種をまく、単純な作業のように見えるが実際は奥が深い?それと自然との付き合いだから相手に合わせなくてはならない。これも忍耐がいるかもしれない。色々作る中で面白くなるか面倒になるかこれからが楽しみである。

畝が出来ており、種も材料もそろえてあるからやることはごく一部分である。自分で実際やるとなると一からやらないといけない。それに道具も用意しないといけないし、これから興味が湧いてくることを期待したい。シニアのキャンプで神戸からか来た兄弟がリタイヤして農業をやっているとお日様が出ても良い天気、雲ってもよい天気、雨が降っても良い天気といわれたことが印象に残っていて、それをこれから経験するかもしれない。昨日の朝は水をやらないといけなかったが予報は午後から雨とのことでパスしたらほんとのパラで終わってしまった。今朝行ったら渇いた土になっていて、如雨露でたっぷり水をやった。芽が出るまで楽しみである。