2012年10月29日月曜日

上諏訪ぶらり

先日、上諏訪に用があって出掛けた。温泉街は素通りしているが野暮用で○○の湯に寄る。ロビーの広さに圧倒されるが良く見ると受付の脇の使用人の出入りは結構痛んで手入れなし。ホテル経営の厳しさを垣間見る思いがした。ホントかどうか分からないが? 此処の温泉街も色々な規模の旅館があって結構高いホテルもいくつかある。その一つなのかな。次に銀行に行って用を済まし、時間が早く終えたので近くの阿弥陀寺に行くことにした。20号線を茅野のように向かい元町の交差点を霧が峰方面に向かう。諏訪二葉高校の前の急カーブを曲がって少し行くと阿弥陀寺の看板があり、そこを右折して急な坂道を上がっていくとお寺の駐車場に着く、駐車場といっても4、5台が精一杯。

阿弥陀寺の入り口は、石垣風の獄門(たけもん)と云う変わった山門で、家の門よりも低い感じがした。そこをゆっくりと登っていくと少し平らな所があって、そこは第二駐車場となっている。軽だって容易に登れないような狭い道で第二駐車場もないものだと思った。そこから少し歩くと本堂があり、左側は大きな岩の絶壁である。第二駐車場も大きな岩の絶壁になっている。それより更に高い、その高いところに蜂の巣があって結構大きかったが大丈夫なのだろうか。その前を通って建物の裏側に回るように行くと更に高いところにお堂が建っている。絶壁の中腹のようなところである。Y字のようなところから諏訪湖が見える。狭いが他と違った味わいがある。諏訪湖が標高760m、直線距離で2km余り、急な坂道を上がるから標高は1000m、今でこそ住宅街から近いが昔はあそこまで行くのに大変だったのだろうなと思う。老杉、古松の大木があり、昔は深山幽谷といってもおかしくないところである。あそこで今もであるが修養道場として用いらている。その辺は余り興味はないが辺鄙な山の中にそういうものを建てる心理に興味が湧く。

宗教はこのようなスタイルを好むがイエス様は大衆の中に大衆と共に歩まれた。ここが宗教とイエス様の違いかなと思った。

昼も少し過ぎたので食事をすることになり、家内が以前義妹と息子さんとで食事をしたところに案内してくれて食べる。高島城、やぐらと石垣だけのと云っては失礼だがわが田舎もあやめ城といいながら石垣しかない。お笑いに人がYシャツにネクタイをしていながら背中は何もないようなそんな感じである。その脇を通ってすぐ城の名前の食堂がある。定食屋のようで好きなおかずを自分でとる。家では余り食べれないてんぷらと大学芋をそれに酢の物を取って、ご飯と味噌汁が最後に盛ってくれてお金を払う。うまいシステムである。色々な種類があるのでまた行く機会があったら寄って食べたい。その後、塩尻に行った時も食堂の看板で入った店も定食屋だった。看板も外装も綺麗だったが中は昔の定食や来る日と職人さんや外で働いている人のような人たちばかり、独身の時はこのような店があって良く寄っていたから懐かしかった。

食べた後は、湖岸に出て、湖添えにボート場、ハイツ、そして畑に水をやって帰ってくる。ホントは奥蓼科やその先に行って、紅葉を見たいのだが野暮用は当分続きそうなので今年はパスになりそう。近場で歴史散歩である。