2013年1月25日金曜日

雪一色の中で

この間の雪がまだ残っている中で今朝も少し雪が降って回りは白一色である。毎年のことながら雪一色になるとどこからともなく鳥が来て庭の紫式部の実をついばんでる。その仕草を見ていると面白い。実を一つつまんでは頭を上げて左右を見てはまたついばんでいる。今朝もメジロだろうか番の鳥が来て一羽はフェンスに一羽は熱心にキョロキョロしながら実をついばんでいた。フェンスの鳥も大丈夫と思ったのか降りてきて二羽で熱心に実をついばんでいた。彼らが飛び立っていったら入れ替わるように少し大きい鳥が来て同じように実をついばんでいた。目が良いのかレースのカーテンが少し動いたりするだけで飛び立っていく、それにキョロキョロしている姿を見ていると臆病なのかなとおもう。それに危害を加えるわけでもないのにさらに大きな鳥が来ると飛び立っていく、そんな姿を見ていると飽きない。紫式部の冬は枯れ木のような姿をしているが春になり青葉が出始めると勢いを増して枝や葉がはいえて大きくなる。いつも枝を少し切らないと駄目で根元は切り株のあとが沢山できる。もう伐ろうかと思うが冬に鳥がついばみに来るので雪で餌を探せない時の貴重な食料だと思うと切れない。その鳥たちも来なくなる時がある。その時は先端のついばみ難い実も無くなっている時である。絵本の「大きな木」の切り株だけになった木のように今年も鳥たちが皆ついばんでくれたのだと思うと何となくうれしい。雪のある冬の一つの光景である。