2013年5月27日月曜日

シニアキャンプ

軽井沢で春と秋にシニア向けのキャンプがある。最初の頃は春と秋に参加していたが今は春だけ参加している。参加していると書くと格好いいが要は半分お楽しみで参加しているのである。午前と夜に聖書の話しがあり、午後はオプションで近隣へ見学などに出かける。今回のメッセンジャーは関西のA兄で一度聞いてみたいと思っていたので聞くことが出来で感謝である。ワンポイントのように宇宙の事、人体の事などを話せれて、初めての所為か新鮮に感じた。

オプションはNHKの「八重の桜」で有名になった八重の夫である新島襄ゆかりの地安中へ大河ドラマのお陰で町おこしは大河ドラマの一つの側面でありとてもいいことだと思う。大河ドラマは見ないが主役は美人、本人は夫も言うように美人とは程遠いようで、まさにミスキャストだと言っている。写真を見ると女優の渡辺えりさんがぴったりの感じがするがどうだろう。えりさんに怒られるかな。明治の人間はすごい。しかし、活躍した多くの人たちは下級武士の出身、今和辻哲郎の「鎖国」を読んでいるが鎖国にヒントがあるのかな。

二日目は同じ安中にある安中教会、興味は新島襄よりその教え子であり、牧師である柏木義円に興味はあったがそれについてはあまり触れなかった。説明してくださった牧師は京都出身で関西訛りでとことわって話されたがよどみなくユーモアを交えて面白く話されて、集会もこんな感じで話されたら面白いなぁと思った。質問はといいながらそれ程丁寧には答えてくださらなかった。質問者も集会ではおかしくないかもしれないがあそこでする質問ではないように思ったが皆はどう思っただろう。如才がない牧師である。それに日本基督教団はユニオンですと言われ、個々の教会が独立していると言われて、組合系でどちらかというとリベラルのようである。聖霊は否定しているようなことを言っていた。同志社はそうなのかな、そういえば植村正久と海老名弾正の神学論争は有名である(内容は良くわからないが)。このお陰でキリスト教の隆盛?が止まったと聞くが?そんな関係で個人的には否定はしないがあまり好意的には見ていない。

牧師の説明は教会の由来とか建物について語られて信仰的な事は殆ど触れられなかった。あんな感じで見学者に説明しているのか我々がキリスト者だからといって特別何ということはなかったようである。福音的とアンチだから触れたくないのだろうか。神学的知識はないから相手にせずか不毛な議論は避けたのか?

建物の説明をされて日基は歴史があるから教会も然りである。大谷石で寄木のように組み立ててあるそうだが地震では内壁は崩れたが石は殆どずれなかったとか日本の仏閣などの造りを模して免震になっているとか、小さな教会を広く見せるために色々工夫されている。名前は忘れたが当時の有名な建築家設計して優れて材料を使って立てているとのことだった。床やカーペットの下になっているが畳は当時のままとか、湯浅さんという安中の事業家が町や教会のために尽力されたそうだ。昔はそういうことが多かったみたい。

今回は信者の資質について考えさせられた。救いを強調するとそれだけが突出して、後はどうでもいいような風潮があり、謙遜とか謙譲という言葉や行動は死語になりつつあるのかなと思わされた。今、我々が捉えている福音は変わらないといけないような気がしている。サルは知識があるわけではなく感覚的なものであり、穿った見方かもしれない。