2013年8月7日水曜日

ある本を読み終えて

図書館に予約して2ヶ月待ってようやく借りることが出来た村上春樹の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を読んでいるというか読み終えた。ちょぼちょぼ読もうと読んでいたが昨夜というか今朝というか夜中に目がさめて、眠くなるまでと読み始めたらつい最後まで読んでしまった。

上村春樹と村上春樹を間違いるほどであるからのファンではない。ただ話題になっているので興味をもって借りて読んでいるだけである。サルは「何だこのふざけたタイトルは」であり、どこか荒唐無稽さを感じてしまう位の認識しか持ち合わせていない。小説が通り一遍でなく、色々と複線が張ってあるのが謎解きのように、「あぁこれはこの事だったのか」と読み進んでいくうちに分かってきて全体が見えてくる。

村上春樹の作品は彼自身を良く知らないと良くわからないのではないだろうか。そこに隠されているものが分かったら更に面白いものになるのだろう。荒唐無稽に隠されているものがある?
たまに話題になっている小説を図書館で予約して読んでいると聖書関係の本は簡単なようでなんで読みづらいのだろうと思ってしまう。翻訳本が多いからかなぁ。正しいかどうか疑問だが翻訳本を読んでいると原語が分かるなら原語から読んだらもっと分かりやすいのではと思うときがある。唯一理解で来る日本語、その読解力の欠乏している者のつぶやきであるが。