2014年2月5日水曜日

錨をあげよ

息子が正月に来たとき百田尚樹氏の「永遠の0」の文庫本を読んでいて、そのとき映画も公開中らしくこちらで観に行ったようである。それと少し前に「海賊とよばれた男」を読んでいたので百田氏の本があるのかなと図書館のHPで検索したら幾つかあった。その中に「錨をあげよ」というのがあって「海賊とよばれた男」と関連あるのかなと思って借りてきたら全然違っていた。自伝的なのかフイクションなのかよくわからなかったが面白かった。上下あって各巻600ページ前後ある。作田又三の生い立ちを追って書かれたストーリーだが波乱万丈?自伝にしては突飛な部分もあってその辺はよくわからない。よくわからないといえば村上春樹の本もそうだ。

一人の少年から青年へと成長?していく過程を描かれているがサルとどこかダブルところがあったりまったく正反対だったりと色々、後半は息子とダブルところがあるのかなと思ったりもしたが勿論全然違ったところもある。丁寧に読まないから細かい所は忘れてしまったがダブルのは枠から外れてわが道を行くというところかもしれない。翌日話をするので準備のために図書館に行っていたが準備をそこそこにして閉館間際まで読んで読み終える。「錨をあげて」というのは作田又三がようやく人並みな生き方をしようとしているところで終わっているからそのことを意味したのかな。百田氏の面白そうなキャラクターからつい読んでしまったが彼の作品はこれでおしまい。