2014年9月3日水曜日

ナターシャ・グジー

何年前だろう?
東京にいるときに二度ばかりコンサートに行ったことがあった。、透き通るような声でどこか哀愁をおびた歌が印象的だった。その上小柄で綺麗な顔立ちをしている人でこれも印象的だった。多分「チェルノブイリ子ども基金」の主催によるのではないかなと思う。

「フォトジャーナリストの広河隆一氏が、チェルノブイリ取材の中で病気の子どもをもつ母親たちの呼びかけを受け募金活動を始めたのがきっかけで、1991年4月に設立されました。被災地の子どもたちは現在も甲状腺ガン・白血病・脳腫瘍などの病気に襲われています。」基金のHPより

チェルノブイリの原発事故は、ソ連の技術的な未熟さから発したもので遠い国の出来事のように感じていた。その思いの根底にあるのは電事連の日本の原発は二重三重に安全ですの文言だった。それが今、チェルノブイリと同じような事故が起きて、そして子供たちが危険にさらされている。公には発表されていないが既に多くの子どもたちは放射線の影響を受けているのだろう。これから症状として現れてくるのだろう。原発事故近辺の子どもたちが心配だ。こういう事故を見ると水俣病、四日市ぜんそくを思い出す。不可能なことだがもう少し正にもう少し、経済優先から住民に目を向けていたら防げた問題だ。つけは企業ではなく、住民にそして国民の税金にと、それでも回復するならいいがチェルノブイリと同じようにもう住めない地区もある。美しい自然や田畑を前にしてそこに住めない。どれほど悔しい思いをしただろうか。そういう意味で土地を失った人は足尾銅山の鉱毒事件で今は渡良瀬遊水地となっているあの地に住んでいた人たちもいる。

いつも脱線するが彼女のコンサートを聞いたときはまだ日本に住んでいなかったように記憶している。今は日本に住み、日本人の男性と結婚しているようだ。そしてバンドぅーラという民族楽器を奏でて歌っている。それに福島原発のことそして子供たちのためにも活動している。

http://www.office-zirka.com/index.htm 
You Tubeで
https://www.youtube.com/watch?v=qskr83JSy_g

先々月には原村の自然文化園で星空を見てのコンサートが催されたようだ。後で知っての後の祭り、全国を回っているようだからそのうち信州のどこかに来られるだろう。しかし松本どまりで。