2014年10月31日金曜日

クマの不思議な働き

今年は木の実が不作なのか信州ではクマの出没がいつもより多く、夕方のTVニュースではよくニュースになっている。シカやイノシシの被害も多いみたいで隣の市では明日はシカとイノシシの山狩り?で猟友会の人たちが入るので立ち入らないようにと放送が流れている。サルはまだ見たことがないがシカはよく見かけるという。木の実の不作は餌を求め人里に現れるから危険極まりない。

クマは木の実が豊作のときは近くに餌があるのであまり動き回らないらしい。しかし、木の実が少ないと餌を求めて動く行動範囲は広がってくる。そうする食べた木の実が近くではなく、遠いところに糞として落とすので、離れたところで木の実が芽をだし繁殖するという現象が起きる。木にとっては幸いなことらしい。花の受粉ではないが木の実は動けないのでクマによって移動して繁殖するという不思議な働きをする。面白いと思った。被害にあっている方や危険に見舞われている方に申し訳ないが木の実の不作は決してマイナスだけではなく、むしろ木にとってはありがたいことなのである。ちょっと大袈裟だけど不思議なメカニズムでもある。