2014年11月20日木曜日

ことば

john: 1: 1
初めに、ことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。(聖書用語検索より

外国語は分からないが日本語のことばは非常に重宝だと思っている。
昔、営業をやっていた時「よく検討しましたが…」と言って、ろくに検討しなかったり、すでに上司と相談して結論を出ているのに「上司と相談してみます」と言って、「申し訳ありません。上司に相談したのですが…」とか、所々でこういうことをやっていた。バレたら一巻の終わりになるところをばれずに済んだことは少なからずあった。今でも思い出すとドキッとすることがある。そういう時は日本語のありがたさを味わったものである。

ある国の首相は、以前より顔に肉がついて太ったのかなと思わせる体系になっているが言葉の軽さは天下一品である。否、軽重を問いないことばを発している。たとえば、今でも汚染水が漏れているであろうと誰もが思っているのに何の根拠も示さないで「汚染水は完全にブロックされています」と言われる。言葉の遊びをやっているとしか思いない。昔、若者に対して同じ日本語なのに言葉が通じないと言われたことがあった。今、一国の首相の言っている言葉がわからない。「 戦後レジームからの脱却」って言われても戦後ってあったの戦前におじいちゃんがやっていた延長線上にあるのではないの?とぼけないでしっかりやって下さい。国民がわかることばを使おうよ。

エッ、解散するの何で?700億近くのお金使うそうだけど家計は日の車だけどお坊ちゃんにはそんなことわからないよね。解散してもいいけど議席減らすよ。こういうの墓穴を掘るというのしゃない?やめた方がいいと思うが下々のことは分からないお坊ちゃまだから好きなようにしたら、誰かが尻拭いしてくれるから安心して。がんばれ〇民〇党。

聖書のことばと同列におけないし置くつもりもないが人のことばと神のことばはなんと大きな違いだろうか。ことばとなられた方は、その歩まれた歩みは人々が魅了するものはなかった。むしろ人々が躓くような歩みをされた。自らを生きようとせず他者を生かすことに専念し、そのために誹謗中傷を甘んじて受けた。賞賛や誉れは彼の苦手とするものだったがことばに耳を傾けた人は大きな慰めと励ましを受けた。そこにいのちがあったからである。いのちはまた一つのいのちを生み出していった。首相よ言葉は人を生かす言葉でなければならない。あなたは言葉の権威と力を失わせている。