2015年1月20日火曜日

訃報

以前から療養していたA姉が召されたことをK兄がメールで知らせてくれた。こちらに引っ越してからも一度訪ねたことがあった。その時は胃瘻を施していて聞くことができたが言葉を発せなかった。
どこから出るのだろうと思うほど強い力で私の手を取り手のひらに指で文字を書くがわからず目は必死に何かを伝えようとしていたのに全然わからなくてあの時ほどつらいことはなかった。姉妹は誰とでも気さくに話されて普通は遠慮するようなことでも平気で質問されたりしてそんな姉妹が好きだった。骨折などで聖マリアンナに何度か入院されたりして、退院されたら年配の姉妹たちの勉強会「ちいろば」に参加するのを楽しみにしていたのに退院してはまた入院そんなことを繰り返してついぞ参加することができなかった。年配の姉妹たちの中では一番聖書に興味を持っておられてその探求心は尋常ではなかったのに病や骨折で叶わなかった。地上で願いは叶わなかったが今は主の御許に居られるのかと思うと慰められる。

身近に面倒を見ていたご主人のH兄、娘さんであるM姉、彼女は小さな子供さんを育てながら仕事をし、そして家族を見てきた。細腕で大黒柱となって働かれたその苦労は並大抵のものではなかったろうにと思うと頭が下がる。わたしには到底できないことである。残された家族に平安と慰めがあるようにと祈る。