2015年4月15日水曜日

続々 トンイ

半分くらい観てから一日に一つか二つを観ればと思っていた。それが二三日前の夜に少し時間が有ったのでチラッと観るつもりが観始めたら次々と観たくなり気がついたらカーテンから光が漏れていた。連続7時間、それでも7本分だけである。昨日も午後から観始めたらこれもやめられなくなり最終回まで観てしまった。観終わったのは日が変わって午前2時過ぎ家内はあきれすぎて何も言わない。一話60分X60回=3600分/60=60時間、2回観たから120時間/24=5日を丸々使ったことになる。確かに異常だ。この長さだからもう観たいとは思わない。

細かいことはパスして、トンイが困っている人たちを助けるために王室を去って行くときに「もう一度生きる為に」というセリフがある。キリスト者も信仰を持って、あるいは新しい歩みをする時に思う言葉ではないかなと思った。若い時に病院伝道をしている時に一人の年配の婦人が「日々新たなり」という言葉をよく使っていた。過去があって、現在がある。そしてその流れの上に未来がある。しかし一日一日を新たな思いで歩むことは大切なことではないだろうか。また大罪を犯して処刑されていく人たちの呪いの言葉もある意味で人間の真実な叫びのような気がする。また賤民と言われる子が王となることを恐れて殺そうとする。王宮での利害得失の争いの中にただそれだけではなく、旧来の慣習を守るか新しいものを受け入れるかとの軋轢を見る。これは現代でも生きているのかなと思った。うがった見方だか監督なり、脚本家はキリスト者では?あるいはキリスト教に影響を受けた人が制作しているのかなと思わされたが実際はどうだろう。

長いドラマを二回も観てうしろめたさを感じたのか東京に居るときにオアシスでビデオを特価で売っていたので何かに使えるかなと「十戒」(2巻・183分)と「ナザレのイエス」(3巻・371分)を買った。時間が長いので信州に来ても本棚に鎮座していたがそのうちに観ようかなと思っている。