2015年6月30日火曜日

雀の巣

この季節になると軒下が騒がしい。雀?の巣があって雛が四六時中鳴いている。今は鳴かなくなったので巣立ちしたのだろう。少し前に鳴き声が大きくなったのようなので間もなく巣立ちするのかなと思っていた。湖畔を散歩していると羽をばたつかせ頼りなさそうな飛び方をしている鳥を見ていると巣立った雛だなぁと思うと一茶の「やせ蛙負けるな一茶ここにあり」の句を思い出し思わず苦笑いしながら頑張れ―と心の中で応援した。鳥たちはどこをねぐらにしているのかこの季節だけ卵を産んで雛を育てて、そして雛が育つとどこへともなく去ってい行く、燕と違い近くに住んでいるのだろうにと思うがそれに同じ鳥が毎年来るのかもわからない。

巣を見ていて、まず烏や鷹に襲われないように軒や屋根の下につくる。そして下から蛇などが昇って来れないようなところにもつくる。燕などの巣を見ていてもうまいところにつくっているなと思う。そして非常に用心深くて、親鳥は近くの電線に来て、様子を見ながらさらに近ずき、そして軒下の屋根に来てようやく巣に入っていくのである。

犬や猫もそうだが親特に母親は子を守る本能はすごい。しかし、子が育っていくと他人のようになっていくからこれも不思議だ。かつてはそんな姿を見ていてただそれだけだったがキリスト者となってからはその不思議さを改めて考えさせられる。神が創られ、堕罪しなければ動物たちもいつも子を育てる母親のようにいれたであろうに罪がそれを成さしめなくなった。母親が子を育ている時だけ創造時の片鱗を見せるのだろうか。ロマ8:21-23を思い出す。