2016年4月15日金曜日

今日のパン、明日の糧より

友のためにいのちを捨てる   4/14

 良き羊飼いは自分の羊のために喜んでいのちを捨てます(ヨハネ10:11参照)。イエスの足跡について行くものとして、霊的指導に携わる私たちは、託された人々のためにいのちを捨てることを求められています。特別な状況のもとでは、いのちを捨てるとは、文字どおり人々のために死ぬことであるかもしれません。しかしいのちを捨てるとは何よりもまず、私たちのいのちを、すなわち私たちの悲しみや喜び、失望や希望、孤独や親密さなどを新しいいのちの源として、人々が自由に用いることができるようにすることです。
 私たちが人々に与えることの出来る最もすばらしい贈り物の一つは、私たち自身です。「心配しないで。あなたがどんなことを体験しておられるか私は知っています。私はあなたの側に留まっています。あなたは一人ぼっちではないのです」と言えるなら、人は、ことに危機の瞬間に、慰めと励ましを味わうことでしょう。このようにして、私たちは羊飼いとしてキリストに似たものとなるでしょう。