2016年5月21日土曜日

塩尻散策?

昨日義妹が風邪気味なのでケアハウスに入所している義姉を病院に連れて行くことになった。いつも観ている「人生の楽園」という番組にレストランをやっている塩尻の方が出ておられて(四月三十日の放映)、この機会にとランチを食べるために早めに出かけた。

この番組は仕事をリタイアした人が農業をやったり、民宿やレストランをやっているそのような人を取材した番組である。自分もリタイアしたのでどこか親近感をもって観ている。ただ彼らのように財力、気力、行動力がないのでスタンドからスポーツ観戦をしているのと似たような見方をしている。この方は住宅街の中に奥様ひとりでレストランをやっている。調べて見たらJR広丘駅の近くであることがわかった。あの辺はよく通るのでグーグルで検索して行った。家を改造した小さなレストランで放映されてから大勢人が来るようになって予約制でと言われたのでまた来るかと言ったら折角来たからとランチを作ってくれた。新しい所為もあるがアットホームな感じで、それにパンケーキが主体だから婦人や年配の人にはくつろげる感じがする。商売で儲けようという雰囲気はないのでこれもいい。月火とお休みなので火曜日に来ることが多いのでちょっと残念だなぁと思っていたのでよかった。いつかパンケーキをと家内は食べることに関しては熱心である。

そこから少し山の方に入ったところにJAの店がある。あそこでしか売ってないピーナッツかぼちゃの苗を買うためにと寄る予定を立てていた。義姉のケアハウスも割と近いこともあってのことである。家内は他の苗や野菜を色々買っていて、まだ少し時間が有るからどうしょうかと言ってきた。家内が「そういえばこのこの近くにフランス式階段工があるから見に行こう」と言ったので、前にも行ったことがあったが時間つぶしに行くことにした。そして前にも書いたような記憶があるが定かではない。

JAの店から山に入って行く道を行けばよかった。途中有名な?牛伏寺(ごふくじと読む)があってその傍らを流れる川が牛伏川(うしぶせがわと読む)は毎年叛乱して鉄砲水のようになるらしい。そのため下流の平野部には農作物を作ることができないらしかった。このフランス式階段工が出来てから治水ができて農作物が収穫できるようになり、集落もできてきたらしい。急斜面のところを人力でそして川底から川の側面に石を並べている。石の大きさは違うが城の石垣のようにきれいに並べ美的にも素晴らしい。川の側面から流れるてくるであろう沢のところも石を並べている。所々凹んだ部分があって急な流れをそこで弱める働きをしている。その工夫といい、石の並べ方といい、驚嘆するばかりである。信州の辺鄙なところであったであろうに明治19年に施工が始まっている。重要文化財とのこと納得する。これを成した先人たちの苦労と知恵に感服する。下記のHPに写真と詳しい説明が成されえている。
http://xn--vek249jybhqlagnu01s.jp/entry7.html