2016年7月3日日曜日

畑から

二年目になる畑つくりは順調にとはいかない。あらためて自然相手の難しさを教えられる。ちょっと大袈裟か…、しかし、毎年微妙に違う気候なのにそれに合わせてお米や野菜を作る農家の方は大変だなぁと思った。去年は三十年以上?放置していた雑草生い茂る畑を開墾並みにしっかり根の張っているのをスコップで切り起こして耕すというよりもそこを盛り土のようして種をまいただけなのに(苦土石灰と化成肥料は蒔いたが)割にはよくできた所為もあるのかもしれない。

インゲンの種を蒔いたが芽が出ず(どうも水やりが少なく枯れたようである。)二回目は藁を敷いて地面が渇かないように気をつけて二週間くらいでやっと芽が出ていま5-60㎝になっている。キュウリも似たようなもので1.2-30㎝そこそこ、それでも1-2本食べるくらいの大きさになって収穫、後2-3日で食べれるくらいになりそうなのが2-3個ある。さらに小指ほどのものも数本出てきた。崖の下に当たるアパートのおばぁさんのは少し遅く蒔いたのにはるかに勢いよくのびている。狭くて固い土地なのに元気がいい。今年は雨が少なかったのか日陰のようになっているのが結果的に良かったのかなと思ったりもしている。

それとほっといても育つ物とそうでない物もあるのをあらためて教えられる。ルバーブはほっといても同じところから芽を出し葉を広げて元気そのものである。
3個植えてあるがある程度距離を置いたつもりだったが被るのでスペースがあるから秋には真ん中を移し変えようと思っている。ブルーベリーも伸びないが実をたくさんつけている。行く度にブルー色になっているのでつまみ食いしている(4-5個だが)。店で売れ残った?ブルーベリーを買ってきて植えたが小さい所為もあるのか実は小さく少ない。その実も枯れて行く、どうも安物買いの銭失いの感がしないでもない。

根気がないのでコツコツやる農作業は向いていないようである。草刈りをしたり畝つくりをしたりと体動かすのはそれほど苦ではないが細かいのが駄目である。この間もかぼちゃを剪定したつもりが先っちょを切ってしまった。一番伸びていないやつをやってしまった。一事が万事というやつである。菜類はよく採れているので毎回オシタシは…、これからは一夜漬けのようなものも欠かさないで食卓に上るだろう。これも嬉しいような忍耐がいるような微妙な心境である。そんな中、はつか大根は三回目を植えて順調に伸びている。種をまいて芽が出るのも早いしまさに二十日で食べれる。こういう速性的なものは楽でいい。失敗したら来年にとなる物も少なくないからある面で大変である。まぁ「買った方が安いよ」と言われることが実感として湧いてくる。